RetroPieでPC98シリーズを動作させる話

Raspberry Pi3にRetroPieを導入しました。ファミコンとかPCエンジンエミュレータはデフォルトで入っているため、ROMのファイルを指定のディレクトリに配置するだけで簡単に起動できます。しかし、PC98シリーズは日本固有ということもあって、自分で導入しなければなりません。これが結構大変。まあ、わざわざRetroPieで動かそうなんて考えている人は世界中探してもそう多くはありません(笑)。案の定、導入方法を詳しく解説して下さっているサイトはほぼありませんでした。最も参考になったのはeagle0wlさんの「ど~もeagle0wlです(再)」です。この解説がなければ無理でした(笑)。

 

eagle0wlさんのブログを見て頂ければたぶんできるのではないかとは思いますが、「UNIXのコマンドなんぞ知らんわ!」という方もいらっしゃるかと思いますので、自分が参考にした部分に補足をさせていただきます。

 

■1.そもそもターミナルってどうやって起動すんの?

RetroPieを入れるとEmulationStationの画面が表示されます。文字を入力する部分なんぞカケラも見当たりません。でも大丈夫!USBキーボードを本体に挿してF4キーを押すだけです!

 

■2.間違ってターミナルになってしまったけど、どうやって復帰すんの?

誤ってF4キーを押してターミナル画面になってしまった場合、キーボードで「exit」と入力してEnterキーを押して下さい。

 

■3.PC98シリーズのエミュレータを導入しよう!

いよいよ本題です。ターミナル画面を表示します。そして

eagle0wl.hatenadiary.jp

eagle0wlさんのブログのこのエントリを参考にしまくって下さい!

一つだけ注意点!

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ビルド自体はnp2piのマニュアル通りに行う。
NP2 for Raspberry Pi · irori/np2pi Wiki · GitHub

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→このWikiのほうに飛ぶと導入するにあたってのコマンドが書かれていますが、こちらのnp2piを入れてもRetroPieからは起動できません。こっちのほうだと実行時に引数を指定できないという問題に遭遇してしまいます。eagle0wlさんがそれを修正して下さっているので、エントリに続けて書かれているコマンドを実行していって下さい!

 

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cd ~/Dev

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→このコマンドでエラーになっちゃったよー!っていう方がいらっしゃったら、それはDevというディレクトリが作られていないためです。なのでディレクトリを作りましょう!

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sudo mkdir /home/pi/Dev

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「sudo」というのは「偉い人の権限で実行しますよ」という魔法の言葉です。「mkdir」はディレクトリを作成します、というコマンドですね。「/home/pi/」はホームディレクトリといいます。ログインしたときに最初に表示されるディレクトリですね。それを「~」に置き換えてコマンドを実行することもできます。

 

■4.起動できたけど終了は?

eagle0wlさんのブログの通りに進めていけばEmulationStationからPC98シリーズのエミュレータが起動できるようになるはずです。ちなみに私はメニューにきれいなロゴを表示するところまではやっていません。「pc98」と大きく表示されるだけです(笑)。ファミコンなどの場合、ゲームから抜けるときはセレクト+スタートを使っていると思いますが、np2piはそれができません。キーボードのF11キーを押すと上段にWindowsのバーのようなものが出てきますので、それをマウスで操作して終了して下さい。つまり、キーボードとマウスは必須です。これにパッドを2個接続してたら4個とも端子が埋まってしまいますね。まあハブをつなぐなり、うまいことやって下さい。

 

■5.今後

まだPC88シリーズとかMINEの使い方がよくわかってないので、eagle0wlさんのブログを参考にして勉強していきます!